100均で金継ぎは本当にできる?実際に試してわかったリアルな結論
「金継ぎ 100均」「金継ぎ ダイソー」「簡易金継ぎ セリア」
こうしたキーワードで検索している人の多くは、
- 割れた器を捨てたくない
- 本格的な金継ぎはハードルが高い
- できるだけ安く、簡単に直したい
そんな思いを抱えているのではないだろうか。
私自身もまさにその一人だった。お気に入りの湯のみを不注意で割ってしまい、「捨てるしかないか」と思いながらも、どうしても諦めきれなかった。そんなときに目にしたのが、「100均の材料で金継ぎ風に直せる」という情報だった。
この記事では、実際にダイソー・セリアで材料を購入し、100均金継ぎを試した体験をもとに、
- どんな材料が必要か
- どの店舗が向いているか
- 仕上がりはどの程度か
- 失敗した点・注意点
を、レビュー記事風に正直に書いていく。
金継ぎとは?本来の意味と100均金継ぎの違い
伝統的な金継ぎについて簡単に解説
本来の金継ぎは、漆を使って割れた陶器を接着し、その継ぎ目に金粉や銀粉を蒔いて仕上げる、日本の伝統的な修復技法だ。完成までに数週間〜数か月かかることもあり、専門的な知識と技術が必要になる。
当然ながら、材料費も安くはない。
100均金継ぎは「金継ぎ風」と考えるのが正解
一方、100均で行う金継ぎは、厳密には**「簡易金継ぎ」「金継ぎ風リメイク」**と呼ばれるものだ。
- 漆は使わない
- エポキシ接着剤やパテを使用
- 金粉の代わりに金色の塗料を使う
つまり、見た目と精神性を楽しむ方法であり、伝統工芸そのものではない。
この点を理解したうえで取り組むことが、後悔しない最大のポイントだと感じた。
【購入レビュー】ダイソー・セリアで揃えた100均金継ぎ材料一覧

ダイソーで購入したもの
私が最初に向かったのは、品揃えの多さで知られるダイソーだった。
- エポキシ系接着剤(2液タイプ)
- 細筆(ネイル用)
- 紙皿(パレット代わり)
- 爪楊枝
ダイソーはDIYコーナーが充実しており、接着剤の種類が多いのが印象的だった。特に、2液混合タイプのエポキシ接着剤が手に入りやすいのは大きなメリットだ。
セリアで購入したもの
次に立ち寄ったのがセリア。
- アクリル絵の具(金色)
- デザインナイフ(パテ成形用)
- マスキングテープ
セリアはデザイン性の高い商品が多く、絵の具や筆の質も100均の中では比較的良いと感じた。金色のアクリル絵の具も、安っぽすぎない色味だったのが好印象。
キャンドゥは補助的な位置づけ
今回はキャンドゥでは消耗品のみチェックしたが、店舗によってはレジン用品やクラフト系が充実している印象がある。近所にキャンドゥしかない場合でも、十分代替は可能だろう。
【実践レビュー】100均金継ぎのやり方と作業工程
STEP1:破片を確認し、仮合わせする
まずは割れた器の破片をすべて並べ、形を確認する。この工程を疎かにすると、あとでズレが生じて仕上がりに大きく影響する。
この時点で「完全に元通りにはならない」と理解しておくと、気持ちが楽になる。
STEP2:エポキシ接着剤で接着
ダイソーで購入した2液タイプの接着剤を混ぜ、破片同士を接着する。固まるまでの時間が短いため、手早さが求められる。
正直、この工程が一番緊張した。少しズレただけでも、歪みがそのまま固定されてしまうからだ。
STEP3:パテで隙間を埋める
完全に乾燥したあと、隙間や欠けた部分にパテを盛る。ここは「盛りすぎない」ことが重要だった。
私は最初、完璧に埋めようとして不自然な厚みになり、削り直す羽目になった。
STEP4:金色の塗装で仕上げ
最後に、セリアで購入した金色のアクリル絵の具を細筆で塗る。線が多少歪んでも、それが「味」になるのが金継ぎ風リメイクの面白さだと感じた。
【正直レビュー】仕上がり・満足度・使い心地
見た目の完成度は?
正直に言うと、「プロがやった金継ぎ」と比べれば、完成度は低い。しかし、
- 割れ目がデザインとして成立している
- 修復前より愛着が湧いた
という点では、十分満足できる仕上がりだった。
実際に使ってみて感じたこと
注意点として、食器としての使用は自己責任になる。私は観賞用兼、軽く使う程度に留めている。
ただ、「直して使う」という行為そのものが、思った以上に心に残った。
100均金継ぎのメリット・デメリットまとめ

メリット
- 費用が圧倒的に安い
- 思い立ったらすぐ始められる
- 失敗しても精神的ダメージが少ない
デメリット
- 食品衛生面の不安
- 耐久性は高くない
- 本格金継ぎとは別物
こんな人に100均金継ぎはおすすめ
- 初めて金継ぎに触れてみたい人
- 思い出の品を捨てられない人
- DIYやリメイクが好きな人
逆に、「完璧な仕上がり」を求める人には向いていない。
まとめ|ダイソー・セリアで始める100均金継ぎは“体験”として価値がある

100均金継ぎは、決して本物の金継ぎの代替ではない。しかし、
壊れたものに、もう一度手をかける
その体験そのものに、大きな価値があると私は感じた。
ダイソーやセリアで手に入る材料だけでも、器は再び「使える存在」になる。完璧でなくていい。歪んでいてもいい。そこに自分の時間と気持ちが重なった瞬間、その器は以前よりも特別なものになる。
もし今、割れた器を前に迷っているなら、一度100均金継ぎを試してみてほしい。
きっと、捨てる以外の選択肢が見えてくるはずだ。
Originally posted 2026-01-15 14:00:00.
